ペットにカビ?真菌症とは
ペット飼っている方で猫ちゃんワンちゃんに”脱毛症“の症状が出ている方はいませんか?いきなり脱毛症状がみられた場合は一度動物病院へ行かれることをお勧めします。それは”真菌症(皮膚糸状菌症)“かもしれません。
うちの”ちゃまめくん”もこの真菌症でした。ちゃまめくんは町を闊歩する保護猫だったので、その過程で感染してしまったんですね。
どんな病気?
私は動物の専門家ではありませんが、獣医の方からの説明としては、
「自然界に存在する真菌(カビ)が何らかのルートで猫ちゃんに付着し感染するもの」とおっしゃっていました。真菌に感染している他の動物との接触や飼い主が外から持ち込んでしまい感染することもあるようです。
特に保護猫、犬ちゃんや外で自由に生活している猫ちゃんは感染する絶対分母が大きいと考えられますね。
でも、どんなペットちゃんにも感染するリスクのある病気だと思います。
※本当にペットちゃんに症状がある方は、このブログの情報のみではなく、獣医の方にすぐに見てもらってください。
人間にも感染する?
します。人間にも感染してしまう、飼い主にとっても少し不安がでてきちゃいますよね。ちゃめまくんを引き取る際にも保護団体の方から真菌症に関して説明を受けました。
でも安心してください。大丈夫です。私たち夫婦は下の方法を実践し、実際に感染していません。ご覧ください。
真菌症感染対策5選
①まずはペットの行動範囲を把握する
まずはペットの行動範囲を把握してください。なんでかというと、ペットちゃんがよくいる場所が菌がたくさんいる場所になるので、そこを重点的に掃除・除菌してあげれば良いことになります。
もちろん、部屋全体を除菌していくわけですが、普段寝たり座ったりしている場所以外は気合を入れて掃除しなくても問題ないと思います。(少なくとも私たちは感染しませんでした。)
行動範囲を把握して、除菌ターゲットを把握しろ!
ミッション開始だ!
②ペット関連グッズで洗濯できるものは洗濯 or 熱湯殺菌
ペット関連で菌がたくさん溜まっていそうな物、寝床ですよね。既製品の物やひざ掛けなどをペットちゃんの寝る場所にしていることが多いと思いますが、こちらはもれなく洗濯しましょう。
頻度としては、感染状態が酷い場合や気になる方は毎日洗濯してあげたほうが安心です。私たちの場合は、約2日に1回のペースでちゃまめくんのクッション、寝床用の毛布を洗濯していました。
なので、最低2個程度ペットちゃんが寝れる環境を準備し、交互に処理していくことをお勧めします。
首輪をしているペットちゃんも多いと思います。こちらももれなく洗濯or熱湯消毒してください。
ちゃまめくんの場合は、毎日100℃の熱湯に20分くらいつけて乾かしていました。
ベッドやおもちゃは2日に1回は洗濯だ!
ミッション継続!
③人間用のクッションや毛布等も洗濯する
普段からペットちゃんを抱っこしてますよね。少なからず人間の服や皮膚にも菌が付着していると考えたほうがより感染を防げます。
普段から使用している布団カバーやクッションカバーは毎日洗濯したほうがベターでしょう。もしくは、可哀想ですが真菌症が完治するまでは、別々で寝たほうがよりベターかもしれません。
ちゃまめくんは、真菌症が完治するまでケージで寝てもらっていました。
お勧めのケージはこちらの記事をどうぞ。
ゲージも布製ではなく、金属製(ステンレスとか錆びなくていいですよね)、プラスチック製がお勧めです。
こちらも同様に除菌してあげましょう。
人間にも感染する菌だ!油断するなよ。
人間用も漏れなく洗濯するんだ!
ミッション継続!
④ペットの体を拭いてあげる or シャンプー
一番菌を保有して感染しているのが、ペットちゃんの体です。真菌症は時間を掛ければ完治する病気だとされています。
でも真菌はとても長生きする菌なので放置しているとずっと奴は生き続けていきます。(そんなの避けたいですよね)
ペットちゃんが嫌がらなければ毎日体を拭いてあげましょう。嫌がる場合はストレスの原因になるので控えます。動物病院で支給される飲み薬や塗り薬があると思いますので症状は改善していくはずです。
また、シャンプーがストレスにならないペットちゃんならシャンプーしてあげましょう。嫌がる場合は同上です。
ネコちゃんをシャンプーしてあげるんだ!
おっと、こいつは活きがいい猫ちゃんだ、気をつけろ!
逆にこっちがやられちまう!いったん退くぞ!
ミッション継続!
⑤床と壁の掃除をする
ペットちゃんをずっとゲージに入れておくのは運動不足でストレスになるので、部屋では自由にしてあげたいところです。
抜けた毛やフケにも菌は付着していると考え、拭いていきましょう。
どのくらいの頻度で掃除すれば大丈夫かと疑問が出てくると思いますが、正確に、これだけ掃除すれば感染しません。とは言えないのが真実です。
なので、我が家の場合を紹介します。床掃除は基本的に毎日していました。掃除機をかけたあと除菌スプレーで床を濡らしながら拭き掃除をしていました。
クイックルワイパーなどでも全然問題ないと思います。(うちの場合は力を入れて床掃除をしたかったので手でやってました。)
除菌スプレーは安全性の高い以下のものを使用していました。真菌症とは長い付き合いになることも多いので、容量は多めがお勧めです。普通に除菌スプレーとしても使えますしね。
ミッション終了?バカ言ってんじゃねー!
床や壁も掃除するんだ!
これでミッション終了だ!よくやった!
真菌症感染対策 まとめ
・ペットちゃんの行動範囲を把握する。
・ペットちゃんの触れるものは洗濯 or 除菌
・ペットの体を清潔に保つ
・床や壁、ソファー等も最低2日に1回は除菌
いかがでしたでしょうか。真菌症は治る病気です。
感染対策を行えば人間にも感染せず、いつも通り愛するペットちゃんに、いつも通り触れて安心させてあげることができます。
当たり前ですが、飼い主の皆さんは毎日お風呂に入ってくださいね。
せっかくの対策なのに、自分が菌床になってしまっては、ミイラ取りがミイラになってしまいます。
ただ確実に感染しない方法ではないので注意です。症状が改善しない場合や飼い主の感染が疑われる場合は、動物病院、皮膚科へ GO です。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
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