まず初めに
みなさんは、部活動やってますか?私は小学校から高校までの12年間、ソフトテニス部でした。(小学校は地元のテニスクラブでした。)
たぶん中学校から本格的に部活動が始まると思いますが、みなさん迷いますよね?僕も悩みました。
私が入学した中学校は田舎の学校だったので、あまり人数がいませんでした。なので、活動できている部活動もメジャーなサッカーとかバスケとかなかったんですよ。あれば入っていたかもしれません。(笑)
これから部活動を選ぶ人も、今すでに部活動をしている人も、元真剣にソフトテニスをやっていた人間として皆さんに伝わることがあればいいなと思います。
意外にソフトテニス人口って多いような気がしているのですが、気のせいですか。そう思いません?
私は東北の高校出身ですが、県の中でもさらに地区ごとに分かれていて、団体戦ならまだしも個人戦なんて”何回勝てばええねん!”って思うほど人いますよね。(笑)
少し前置きが長くなりましたが、基本的なことから書いていきたいと思います。硬式テニス部と共通の話なので、硬式テニスに興味がある方も是非。
まずはポジションから。
①ポジション
まず中学、高校のソフトテニスでは、2人組のペアで試合に出場します。必ず”前衛”と”後衛”に分かれるんですよね。シングルスは大人になってからできるようになります。(大学もあるかな基本的にはダブルス)
前衛
前衛は文字通りネット際に立っている前の人です。
特徴としては山なりのチャンスボール(甘いロブ)をバッチリ決める人。(以外に難しい)
基本的にラリー中はボールに触りませんが、ただ立っているだけでは仕事にならないので、相手後衛にプレッシャーを掛けて、揺さぶります。
頭良くないと上手く揺さぶれなかったりしますね。(個人的にはそう思う)
前衛に向いている人は、
- スマッシュを打ちたい人
- 動体視力がいい人
- ボールの恐怖心に勝てる人(後衛を長くやっていると前衛怖い)
- 頭いい人
①スマッシュを打ちたい人
前衛は得点源になることが多いです。スマッシュもそうだし、ボレーなんかもそうです。
みんな俺が決めるぜ。見てろよ。ってなんか恥ずかしいですよね。
でもそのくらいの気持ちじゃなければ前衛は務まりません。
前衛にチャンスボールが来るのは、後衛がゲームメイクをしてたくさん打って必死に考えた末に、やっと前衛にチャンスボールが来るんです。そのくらいの気合で打ってほしいと個人的には思ってました。笑
②動体視力がいい人
状況でいうと、レシーブを考えてみてください。後衛が甘いセカンドサーブを打ってしまったらおそらく強い打球が前衛めがけて飛んできます。(怖いよね)
私が組んでいたペアの前衛は、後衛の私が「やば、甘いサーブ打っちゃった。」で案の定前衛にトップ打ち気味の強い打球が。
でもね、なんなく止めるんですよ。あいつらは。
どんな動体視力してんだって思ってました。笑
③ボールの恐怖心に勝てる人
②の動体視力がいい人でも触れた話ですが、前衛には強い打球が行きがちです。これに耐えられる人は向いています。
ただ正直最初はみんな怖いらしいです。そりゃそうだよね。人間ってそうできてるよね。
慣れちゃうらしいです。それに結構アドレナリンが出ればスローで見えるらしいですね。漫画みたいに覚醒する時は無敵です。(ほんとにあるらしい、嘘ついてないよ)
④頭いい人
頭いい人と書きましたが、これは感覚のようなものかもしれません。
試合が始まるとペアとサインなんかを決めて試合をします。後衛がサーブの時、前衛が背中で人差し指を出す、これはレシーブが正クロス(そのまま後衛に帰ってくる)に来ると予想して、ボレーに行くよ。みたいなね。
でもどうしても予想通りにはいかないので、試合は2人の想像していない形で進みます。そんなとき前衛は、後衛のゲームメイクを理解するんですね。これが頭いい人ってここでは言っています。
後衛がこうしたから、ここでボレーに行ってほしいんだろうなとか、相手前衛抜きたいっぽいから、相手前衛の前に立って反応遅らせようとか。
これが頭いいってことで書いてます。
こんなとこですかね。あくまで個人的な意見なので、参考程度に考えてください。
後衛
私は12年間後衛でした。なぜ小学生ながらに後衛を選んだかというと、
「ただ、試合中に一番ボールにさわれるから。」
っていう子供っぽい理由です。(笑) でも我ながらよく後衛を選んだなって感じも今はしてます。後衛の役割は、”ゲームメイカー“です。なんかかっこいいでしょ。
ゲームメイカーというのは、試合を組み立てる人の事で、例えば「レシーブが来たら相手前衛の頭上に中ロブ(相手前衛がギリギリ届かないロブ)を打って、相手後衛にバックで打たせて、自分の前衛にボレーして貰おう。」とか。
言葉にすると難しいけど、やってみると試合時間にして5秒くらいかな。自分でゲーム展開を組み立てられるのが面白いのが後衛です。
後衛に向いている人は、
- 他人に主導権を握られたくない人
- ボールをたくさん打ちたい人
- 身長がちっちゃい人(個人的な意見)
- 冷静な人
①他人に主導権を握られたくない人
試合を組み立てるのは、確実に後衛です。でも皆さん気づいてますか、相手の後衛の存在を。(キャー)
つまり、主導権の握りあいは、ペアで対決しているのではなく、相手後衛としているんです。でも大丈夫。主導権を握らせない方法があります。
それは、ただエンドライン(一番後ろのライン)ギリギリに球を打つ。それだけです、ちなみに最強です。
なぜかといと、普通出来ないからです。全球エンドラインから球3球分以内に入れられれば、たぶん全国3位はいけると思っています。
普通の練習でも基本そんなことができる人と練習してないと思います。なので、ただ単純に”慣れてない”んですよ。
ソフトテニスやってる人ならわかると思うんですが、今まで浅い球しか返ってこない相手が不意にエンドラインギリギリの球を打ってきたら、”うっ”って思いますよね。そうなんです。返せないんですよ。
これが単純にして最強の主導権を相手に握らせない方法です。
②ボールをたくさん打ちたい人
これは、ただ単純にボールたくさん打ちたいって人が向いてるよって話です。前衛は状況を見極める能力も必要になってくるので、ボール打ちたいなって人は潜在的に後衛に向いてます。
③身長がちっちゃい人
相対的な話ですが、壁となる前衛は身長がでかいほうが有利なのは間違いありません。ただ、無理っていう話ではありませんよ。
昔ですが、逆に小ささを活かして、小さい相手に慣れていないだろう相手前衛を翻弄している小学生を見たことが有ります。すごい人もいるんです。
後衛は打点さえ自分で調整できるようになれば全国で戦えます。ただ、大きい人より歩幅が小さいので不利になる場合もありますが、誤差で収まる範囲だと思います。その分小回りが利くので有利になる場合もあります。
④冷静な人
これは一番重要かもしれませんね。過去に何度も冷静さを欠いて、勝てる試合に負けている人を見ました。冷静さを失って前衛アタックばかりで、逆に返されて負ける人、冷静さを欠いて、自分のいつものストロークができなくなり前衛に捕まる、アウトばかりする。
あるあるです、というか自分もそういう時期がありました。
なので、いつでも相手がこうされたら嫌だろうなってことを冷静に考えられる人が向いています。笑
まとめ
いかがでしたか。ここまで読んでいただいた方は、少し前衛、後衛の意味を理解された同志と考えています。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
今はスポーツ用品もネットで買える時代になりましたね。(昔からそうだったかもしれませんが。)
私はスポーツゼビオによく行って、ラケット、ウェア、シューズ、ガット張り行っていましたが、
今はネットから購入可能なので、皆さん使用してみてください。ご時世的にもいいですね。
あと、意外にソフトテニス雑誌ってあるので、読んでみるといいですよ。私も学生の頃部室において読んでました。意外に部室にあると暇なとき読むのでみんな知識身につくかもしれません。
戦略を知っているか知らないかでゲームメイクの仕方だったり、相手の戦略の対応だったり変わってきます。
動画とか実写で説明してくれますからね。※学生が買う場合は、必ず両親と相談の上購入してね。