進学か就職か、どうしようかな。
現在学生の皆さんは、進学か就職か迷う場面も今後出てくると思います。
私自身、理系の大学院を修了しています。なので、大学学部4年間+大学院2年間のTotal:6年間を大学で過ごしてきました。小学校と同じ長さ大学に行っていたと思うと、長いですよね。(笑)
筆者のお話
あ、興味ない方は飛ばしてください。
大学は自宅から一番近いかつ平凡以上の大学を選びましたね。(笑)
もっと近くに大学はあるんですが、どうしても気に食わなかったので違う大学にしました。みんなはちゃんと選びなよ!
大学は単位制なので、自分で履修する科目を選ぶことができます。
でも、なんでも選べるわけはないですよ。自分の学部の必修科目は在りますので、大学1年生はほぼ丸一日講義を受けた方がいいですね。
3年生・4年生になったら楽になるので頑張りましょう!
大学は高校のように内申点みたいなものではなく、GPA(Grade Point Average)というもので個人が評価します。
4年生になったら研究室に配属されるわけですが、このGPAが高い人が入れる所謂”当たりの研究室”もありますので、ここを目指すのもいいでしょう。
自慢で恐縮ですが、私はこのGPA指標で学年5位以内には入っていました。これを会社の同期に言っても信じてもらえないので、残念なんですが。。。
言わなきゃよかったな。(笑)
3年生後半には研究室に仮配属されました。研究室は希望制で自ら希望するのですが、私が研究室を選んだ基準は、研究内容云々ではなく、先輩方基準でした。(優しかった。)
これは、大学生らしい判断で、まあ良かったかなと後悔はしていません。
そこから研究室ごとに特化した勉強が始まっていくわけですが、結構深夜まで勉強・研究してましたね。(24時過ぎるのは当たり前でしたね。)
そんな生活が4年生~大学院2年生まで続きましたので、その分の給料貰えてたら年収1,000万円は貰えてたんじゃないかと、大学院生の妄想あるある言ってみます。笑
そんな中で感じたメリット・デメリットお伝えしますので、気になる方はチェックしてみてください。
それでは、行きましょう。
メリット5選
①文章能力が上がる。
これは、正直私が一番良かったな、と感じている部分です。(ブログの文章下手くそとかは思っても言わないでください。へこみます笑)
研究室(文系ではゼミっていうのかな?)では、文章を書く機会がほんとに沢山あります。論文、要旨、教授へのメールなど、最初は中々できなかったですね。
特にメールなんでビジネスメールの書き方しらないですから、教授に送ったメールが添削されて返ってきましたからね。笑
この大学時代に覚えたメールの書き方は社会人になった今でも癖でやってしまいます。私の場合は、本文は一文字分空間を空けてしまいます。
ある程度、過ぎたら研究を発表しなければいけない機会があります。大勢の前で発表するのは本当に緊張します。
だいたい、ポスター発表かオーラル(口頭)発表がありますが、どちらも”要旨“を書かなければいけません。
“要旨”とは、研究成果を1~2枚にわかりやすくまとめたものです。これの作成がいっっっちばん嫌でした!!
本番の1ヵ月前から作成し、教授に添削してもらうんですが、うちの教授は本当に厳しくて結局やり直し30回はしました!これは、誇張でもなくマジです!
そんなこんなで文章を書くことは苦手ではなくなりました。そこは本当に良かった部分です。
②同期との仲は勿論、他大の学友ができる。
私の場合は大学院も合わせて、3年間研究室にいました。この時の研究室同期や学会で知り合った人とは今でも仲いいですね。
やっぱり共通の敵を持つと、一致団結するんですかね。笑 共通の敵が誰かは敢えて言いませんが。
攻めろー!(笑)
実際は、研究の悩みだったり、人間関係、恋愛など1日中同じ部屋で生活しているので話す機会は必然的に多くなりますので、苦手だった人の内面も知って仲良くなるかもしれません。
同じ研究室に苦手な人がいる場合は、勇気を出してしゃべってみると良いかもしれません。寡黙な人って内に秘めた面白さ持っている人が多い気がします。
③単純に専門性が高まる。
これは至極真っ当なことですね。私の場合は「液体の基礎物性測定装置の開発」をやっていました。(ちなみに化学専攻です。)
装置の開発をするためには、どういう原理で物性が測定できるのか、
試料量を少なくするためには装置チューブの改造が必要だ、とかですね。何かと知識が必要になります。
これは、僕の場合ですが、研究室にいれば自ずと専門的な知識が身に付きます。逆に、専門的な知識しか身に付きません。笑
ほかの知識を身に着けたい場合は個人で研究の合間を縫って勉強するしかないですね。
④コミュニケーション能力が上がる。
研究室では基本的にディスカッションがメインになります。学部生初期のようにただ座って授業を受けていればいいわけではないので、注意が必要ですね。
コミュニケーションとは適切な受け答えができることです。最初は慣れない知識で喋るしかないので、当然失敗するのはしょうがないです。
知識が付いてきたり、自分自身の研究なら上手くコミュニケーション取れるようになりますので、焦らず他人とのやり取りを嫌いにならないようにしましょう。
ここで、コミュニケーションのコツを1つ。
⑤就職に強い。
当然といえば当然ですが、就職とは
- 履歴書の文章力
- 面接でのコミュニケーション
ほぼこの2つで決まるといってもいいでしょう。いや過言かもしれませんが。
上記でも言っている通り、研究室で3年も過ごせばある程度は文章力だったり、コミュニケーション能力は上がるものです。
この経験は当然、学部生や高校生にはない経験なので、アドバンテージになるわけですね。
余談ですが、
実際学歴フィルターがあるのは間違いありません。笑 これはしょうがないです。
でもですよ、そんな学歴しか見ない会社ってどうですか?なんか不安じゃないですか?そう思って就活は乗り切りましょうね。
大学のメリットは学力向上以外にもたくさんある!
デメリット3選
学費が高い
大学は学校なので、学費が掛かります。
国公立か私立か、文系か理系かでも学費の違いはありますが、とりあえずお金が要ります。
同じ系の国公立か私立かで約110万円、私立が高いです。
国公立の文系理系ではあまり金額に差は出ないですが、
私立の文系理系では約100万円、理系が高くなるようです。
別枠で、医学部と芸術学部、薬学部などは2,000万近い学費が掛かるようですね。。。
何本買えんねん。
拘束時間が長い
理系の大学(わりと本気でやっている研究室は、がっつりやってます。
朝は9:00~24:00までとか普通なので、研究室に泊まる学生もいたりします。
昔は、
そんな研究したくないよー
と思っていましたが、実際はそうなりましたね。(笑)
理由はいろいろありますが、自分の研究の進み具合や準備によっては、遅くなってしまうものです。全ては、自分次第です。だれも強制・指示してくれないのでね。
教授との相性がある。
研究室には教授・准教授が1名の事がほとんどです。当然、研究室では、言い方悪いですが教授のいいなりです。
個人のペースでやらせてくれる教授もいますが、個人のペースを押し付けてくる教授もいるのが事実。
研究室選びの際に、先輩からそこの情報をくまなく聞くようにしましょう。
優しいすか?え、厳しい?
くー、どうすっかなー。
まとめ
いかがでしたか。
私が感じたことなので実際は違ったとかあるかもしれません。
デメリットは学費以外個人の立ち回りである程度回避できるものかもしれませんが、苦労している友人を見ているのでなんとも言えませんね。
参考にできる方は参考にしてみてください。
それではまた。